
7つの玉と朴念仁 3巻後書きlong ver
ネタバレもりもりで本には書けない後書きを書いていくやつです。
1巻はやってること自体はシンプルなのでネタバレもクソもないかもですが。
もう一年以上前(2024年3月現在)になるので思い出しながらにはなりますが、1巻の振り返りをします。
まずこれはリメイクなんですが、描くに至った経緯は同人誌をリメイクした話参照。
正直、今見ると(リメイク前よりマシだけど)絵は下手だし内容もア~~~~~ッッてなるんですけど、「当時の持てる技術を最大限出した作品」だと思ってます。
このリメイク後の1巻は自分にとって思い入れのある1冊です。
リメイク前が割と太めの線でジャギジャギが目立ったのが嫌だったのもあり、
結構線は細めで描いてます。
ただちょっと線が細すぎた気がして、コピー本から印刷所さんにお願いするにあたって気持ち線を太くした気がします(その辺あんまり覚えてない)。
それと作画が気になる部分は描き直しました。1ページにつき1箇所は直してるので、コピー本持ってる人は間違い探しするのも面白いかも。特にユキオは顕著だったりします。
この1巻を描くにあたって、とにかくクロエの顔を「可愛く描く」のを意識しながら描いてました。実際に可愛く描けてるかは別やで。
ユキオとクロエがどんな出会いをしたか。
これだけです…。
クロエの何気ない一言がきっかけで出会った二人ですが
クロエ視点では「道に迷ったのでそこらへんにいる人に声をかけた」のですが、ユキオ視点では「後ろから突然声をかけられた」んですよね。
普通、後ろから声かけられて自分が声かけられたと思うか…?という疑問はさておいて、二人の出会いは特別なものではなく日常でありふれた偶然にしたかったという思いがあります。
ユキオは「なんか腹ペコで喋らないやつ」なので、それを見せるためにしつこいぐらい腹空かせてます。
クロエは一人暮らしでも「行ってきます」とか「ただいま」って言うタイプです。
誰に向かって言ってるんでしょうか。
まずはここ。
ユキオの食べ物への執着心が垣間見えて好きです。
ちなみにこの時渡してるのはソイジョイみたいなやつです。
(クロエがゆっくり休憩できない時のための非常食としていつも持ってる)
あとはここも(※右から読んでね!)
テンポ感がお気に入りです。あと顔。
他にもいっぱいお気に入りシーンはあるんですが、書ききれないので2つだけ。
ちなみにお気に入りシーンというほどでもない、このシーンなんですが…
あとから読み返したときに「こいつめっちゃ厚かましいな…」と感じ、それ以来私の中でクロエは厚かましい女です。
1巻は二人の出会いがメインでありつつもちょこちょこ謎が出てくるのですが、リメイク前は出すべき情報をケチりすぎて「ナニコレ???」となっていたのでそうならないよう注意しました。
情報は全部出し過ぎても駄目だし、出さな過ぎても駄目。今でも塩梅が難しいです…説明が多すぎると情報量が増えるだけで頭に入らないですし。
しかも1巻はそもそも読み手さんとキャラが初めましてなわけで、キャラクター自身だけでなくキャラ同士の関係性など出さなきゃいけない情報が多い中でどのように出していくべきか…。難しいところです。
ファンタジー、むずすぎる…!!!いうてほんのりだけど。
一次創作初心者は伝わりやすいように現代舞台の学園ものにしろっていう偉い人の言葉が沁みます…。
書き手が思ってるほど読み手には伝わってないですからね。それでも私はこの二人の物語が描きたかった。
あと、主人公であるユキオの登場シーンなのですが…
逆さまで出てきます。
これはネタとかこうしたらおもろいやろww的思考でもないんですが、インパクトはあるしこいつが主人公ってのが分かりやすいので良かったかなと(?)
それからこことここ、
誤解されそうなのですが一目惚れしたとかそういうのじゃなかったりします。
じゃ、なんやねん。って感じですがそれはまた追々…
・絵が下手
・情報をもう少し出しても良かった気がする
→クロエの職業がちょっと分かりにくいかもしれない。ちなみにライターです。
・展開自体は割とシンプル(?)なのに肝心なところが伝わってない感じがする
→これが致命的な気がします。
・「アッシュ」というワードが若干恥ずかしくてあまり出したくないのがバレてしまってる気がする。これは2巻の方が顕著かもしれないです。恥ずかしがるな!
・絵が下手、てかコマ割りとかフキダシとか全部下手
→全体的にフキダシが異様に小さいのが気になる。何でこんなキチキチやねん。あと視線誘導って知ってるか?
あと全然関係ないですがこの1巻を読めば私の宗教が分かります。分かる人は間違いなく同じ宗教の人です。(よほどのマニアでないと分からないと思われる)
分かった人はイベントでこっそり教えてね。
おしまい!!