名古屋コミティア66 参加記録
タイトルの通りです。11月のコミティア終了後あたりから地味~~に描き始めました。
どうせ作るなら1月の関コミの新刊で出してやるか!と謎のやる気を出してしまい急いで描くことに。
なぜ作ろうと思ったか
きっかけは秋のイベントで絵を見てくれる人が多かったことです。※漫画じゃなくて「絵」。
秋のイベントの新刊・ななたま3巻の表紙はかなり熱を込めて描きあげた一枚で、その甲斐もあり3巻は表紙を見て手に取ってくださる方が今までの比じゃないくらい多かったです。(ポスターもね)
…が、その反面中身を読んでそのまま去っていく人も多かったので「表紙と中の絵、ギャップあるよなぁ…」と自分でも薄々感じていたことを目の当たりにしたような感じでした。
それが嫌とか悪いではなくてそもそも一つ一つの絵のクオリティを上げればギャップを少しでもなくせるのでは?と思い、一枚絵のクオリティをあげるために
練習も兼ねてイラストオンリーの本でも作るか!という結論に至りました。
…とは言ってもイラストと漫画では同じ絵でも全く別物なので…そこは深くつっこまないでほしいんですけど。
それと、画力なんてものは一朝一夕で身につくものではないので継続もしていかねばならないんですけど。
もう一つは(年末記事にもちょろっと書きましたが)今のままじゃ満足の行く完成度でユキオとクロエの漫画を描くことができないと思い、二人と距離を置きたかったからです。
描いた子達について
とにかく女の子が描きたい!!と思いました。
ただ、コンセプト的なものを作ってゴールを設定しないと途中で迷いそうだと思い各キャラクターの髪の色を決めて作っていくことにしました。
本当は7色割り振ってレインボーにしたかったんですけど、流石に7人も描くのは間に合わないので5人に。
本のタイトルもそれに倣っています…と言いたいところだったんですけどこの文章を打っている最中に本のタイトルを間違えてることに気づきました。
「couler」となっていますが正しくは「couleur」です。
意味合ってるよな?と思って調べたら間違ってましたわ、ははは…^^
もう今更どっちでもいいのでこのブログを読んだ人だけ「あっそうww」て思っていただけたら幸いです。
イラスト自体はキャラ絵に全振りするつもりだったので背景とかは一切考えませんでした。
全部ほぼ立ち絵やんけ!と言われそうなんですが、それは私の一枚絵の引き出しが圧倒的に無いからです。
ちなみにこの子達にもちゃんと名前がありまして、
あかね
あおい
わかな
れもん
すみれ
です。3文字で色を連想しやすい名前で考えました。
一人ずつ簡単にコメントしていきます~!!
あかね
一番最初に描いた子です。
あかねを思いついたのは2022年の11月末くらいです。
自分のアバター的なキャラを作りたくて生まれたのがきっかけで、名刺用に描きました。
それがこれ↓
本当は全身描いてるんですけどあまりに下手すぎるので上半身だけで勘弁したってください…。
その名刺は2023年1月の関コミにあわせて作る予定でしたが、塗りで挫折してしまって断念。
あと当時はなかなかいい感じに描けてるつもりだったんですが、今見ると下手すぎて見てられないね…。まぁ今回の絵も全員分描き終わる頃にはもうちょっとこう…と反省点が沢山ありましたが。
あかねは前髪が長くなりすぎて途中で何度もカットしましたがそれでも長いですね…どうしてこうなった。
そこまで大差ないですが、昔のラフの方が情報量も多くて良い気がしたので今後描くとしたら旧デザインの方に寄せる感じになるかもしれないですね。
名刺イラストも挫折して、あかねが主人公の漫画でも描くか?と悩みつつもこのイラスト本でやっと登場させることができて良かったです。
あおい
一番最後に描いた子ですね。
名前、赤があかねときたら青はあおいしかないでしょ…と即決まりました。あおいはデザインというか方向性でかなり悩みました。
…というのも私は好きな女の子の青髪率がかなり高くてですね…。千鳥かなめ、シェリス・アジャーニ、谷川柑菜、美樹さやか、川嶋亜美…ぱっと思いつくだけでこれだけ好きな子がいまして。かなめ以外負けヒロインじゃねーか!!というツッコミはやめろ。
学生時代、友達に青髪の女が好きなんか?と言われましたが青髪だから好きなんじゃなくて好きになった子がたまたま青い髪だっただけです。
そんなわけで、青い髪のキャラを描く=自分の性癖に触る部分も少なからずあるのでは…と無駄に慎重になってしまいました。
青髪で好きな子はしっかりしてたりお姉さんぽかったり、とにかく芯の部分がちゃんとある子が多いのでそれに倣ってはっきりした感じにしました。
方向性を決めてからは迷わず描くことができたと思います。
↓ラフ時点での口を開けたアホの子ver
…あおいも恋愛では負けヒロインなのかね?
わかな
3番目に描いた子です。一番名前に悩みました。
緑を連想させる名前ってなに…??と散々悩んで調べまくりました。(東京ミュウミュウのれたすってすごく良いネーミングだよなぁと思うなど)
いたずらっ子なイメージで……いたずら…いたず……病んだ感じになった…みたいな流れで出来上がりました。
ラフの段階ではこんな感じだったのですが、
さすがにこれはちょっと…と思って今の形に落ち着きました。
ちなみにわかなは一番髪の感じが気に入ってまして。
↑の画像は割と整えた後の状態で、最初は↓みたいなクソ雑なのを描いてたんですが…
(どアップですが頭の左上のあたりです)
ああああああああああああ!!!!!!!!!と発狂しながら整えて最終的にこうなりました。
あと描き終わった後でこんなんもいいな~と思って適当に描いてたやつ。
今回背景なしなのであんま意味ないのと暗くなるだけなのでやめました。
れもん
4番目に描いた子ですね。
とにかく元気っ子に!!ということでスッと自分の中ですぐにデザインが決まりました。
どの子もラフから顔パーツなどを若干変えてるんですが、れもんは一二を争う程変わったなと思ってます。
黄色&青の組み合わせが好きなので色ラフ時点では毛先はかなり青かったんですが、色々してたら青緑になっちゃいました^^;
次描く時はもっと青っぽい色にしたい。青というより水色だけど。
ちなみに裏設定ですがあおいに憧れており、それが理由で髪を少し青くしてる感じです。
年齢はどの子も具体的には決めてませんが、2番目にヤングだと思います。(1番ヤングなのはわかな)
すみれ
2番目に描いた子です。
すみれもま~~~ラフから割と印象の変わった子でして。
そこそこ整えた後ではあるんですが、ラフだとこんなんでした。
↓これはてがろぐにも載せたやつ。
紫の髪のキャラって自分の中で髪にウェーブかかってたりゆるふわなイメージもあり、大人なイメージもあり様々なんですがすみれはおっとりしたお姉さんにしたくてそのイメージで描きました。
ただ、喋り方はちょっと男っぽくて「何でも聞くぞ~?」みたいな感じです。
気を付けたこと・気づきなど
一番気を付けたのは、丁寧な色ラフを描くことです!
かなり意識して取り組みました。「色ラフを丁寧に」描くというより「丁寧な色ラフを」描くつもりで描いてた感じです。伝われ。
最初は手探りだったんですが、わかなを描いたあたりからこうしたら描きやすいな~という描き方が掴めてきました。
大まかな流れは下書きからざっと塗る→直す→シルエットを元に線画を描く→直す…という感じです。あと目を一番最初に塗るとやる気が出るということを学びました…。
以前あげたメイキング記事(※随時更新すると言いつつ2025年1月現在ストップしています)からまた若干変わってます。新たにメイキング記事書くんかといわれたらやりませんけど…。そもそもあのメイキング記事も自分用の備忘録的なやつですしおすし。
キャラの色合いですが、あおい・わかな・すみれの3人は参考にした本がありまして。
それがこの「配色事典 大正・昭和の色彩ノート」です。」
たまたま本屋さんで見つけた本だったのですが、値段もサイズもお手頃だったので即買いしました。
この本の原本は昭和初期に刊行されたものらしく、内容など詳しくは是非お近くの書店やネットで購入して確認いただきたいのですが…
まず、「概説と其活用」のページの文章がザ・昭和初期な文章でして…!(「云ふ」とか「こゝに」とか「〇〇してゐる」とか言葉はもちろん敬語じゃないところとか)
も~~~~それだけでテンション上がりました。
話を戻して。この本は様々な配色パターンが掲載されており、これを参考にして塗っていきました。
中でもすみれの色合いは一番これだ!というものを選んだのでとても気に入ってます。
こういう配色の本って他にも沢山あるんですが、本当にこれは値段も安いし文庫本サイズでページもめくりやすいのでおすすめです。
またいつの日か活用したいと思います。
最後に
一枚絵なんて全く描かないのでどうしよ~~~間に合わないかも~!!と焦りながら描いてましたが、最終的にめっちゃ楽しかったです。
とにかくキャラ絵だけに全振りしたからなんですが、自由に描けて楽しかった。
いつになるかは分かりませんが、イラスト本また作りたいですね。
以上、終わり!!